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日経産業新聞

国際超電導研究センター、きょう解散を決議

2016/07/25

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2016/06/09 日経産業新聞より引用

おはようございます、月光です。今朝は産学官連携の高温超電導機関幕引きに関する記事をお伝えします。

★記事要約
● 産学官連携で超電導分野の研究開発を担ってきた国際超電導産業技術研究センターは9日に解散を決議する。

●高温超電導材料の発見を機に1988年に発足し線材や素子の開発を目指してきたが、IoT(もののインターネット)や人工知能など新たな開発テーマの台頭で役割を終えたと判断した。

●同センターは傘下に超電導工学研究所をもち、超電導線材と電子素子の研究開発を継続中。

●86年からの高温超電導ブームを受け、通商産業省(当時)の主導で誕生した。大規模集積回路開発などで活躍した田中昭二東京大学教授を初代研究所長に迎え、超電導電磁石や超高感度磁気センサーなどを開発した。

●しかし市場がなかなか立ち上がらず、実用化した成果は出なかった。最近は国の主要な研究開発テーマが情報通信分野に移り、応用に時間のかかる超電導技術への予算が減っていた。


★コメント
一つの時代が終わったという事だろう。高温超伝導体は極低温下で電気抵抗がゼロになる魅力故か極めて作製が難しい材料である。

結晶成長し辛い、脆い、原料がレアアースメタル系である場合が多く高い、極低温を作る設備と維持費が高い等金がかかる分野である。

しかし今回の撤退の理由である「市場がなかなか立ち上がらず、実用化した成果は出なかった。 」という文言が気に入らない。目的とする市場をどれくらい本気で考えていたのか?ここがポイントだ。

確かに超伝導磁石や超伝導線材は現行の磁石や送電線を置き換えるだけで有用だろう。しかし、現実的に困難である事は初めから分かっていたはずである。

麻雀の役満で例えるなら「あと欲しい牌が4つあったら国士無双だったのにぃ」と悔しがる人と同じである。それくらいなら誰でも出来る。高温超電導の製品化はまさに麻雀の世界でいう役満狙いの開発といえるだろう。

他の例でLEDも近い感覚を覚える。日本が先行してLED開発を行っていたところ、サムスンが液晶のバックライトに応用した液晶テレビをアメリカで発売し爆発的にヒットした。日本ものづくりは後塵を追う結果になった。

技術先行型故に最終製品で他国に追い抜かれる。これではあまりにも悔しいではないか?勝てる勝負をいくつも落としてきた。もう負けるのは十分だ。再興する!これしかない。

重要なのはアプリケーションの先行調査とマーケティングだ。日本ものづくりが力を入れるべき最重要ポイントであると著者は考える。

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