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日経産業新聞

日産が手掛けたオフィスチェア

2016/07/25

2016/03/15 日経産業新聞より
『「日産自動車、オフィス家具に参入」。こんな見出しが新聞の紙面を飾る日が来るかもしれない。
突拍子もない与太話と思われるかもしれないが、日産が手がけた次世代オフィスチェアのコンセプトモデルを見れば分かるはずだ。
天井に設けたセンサーで椅子の位置を把握し、動かされる前の元の位置までの移動経路をコンピューターで計算。誰も座っていない椅子がするすると動き出し、あっという間に部屋の片づけが終わっている。
実はこの技術、多目的スポーツ車(SUV)「エクストレイル」の自動駐車機能がオリジンだ。自動駐車は周囲の白線や障害物をセンサーで検知し、ハンドル操作なしで所定の駐車位置まで車両を動かす仕組み。やっていることは椅子もクルマも一緒だ。
「IT(情報)技術のレベルはここ数年でかなり向上している。あとはその技術をどう生かすか。アイデアが求められている」。取材の合間の雑談で、日産の技術者がこう話していたことを思い出す。
ほかにも日産が自社技術をクルマ以外に生かしている例はいくつもある。
例えば、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と開発を進めている海底探査ロボット。カメラが撮影した画像を合成して鳥の目のようにクルマを見下ろす「アラウンドビューモニター」機能を応用した。深さ数千メートルの海底を進むロボットのようすを客観視化できるため、探査の効率を格段に高められる。
そういえば電気自動車(EV)「リーフ」の営業担当者がこんなことを話していた。「リーフは犬や猫を飼う家族に好評なんです。エンジン音はないし、振動も少ない。ガソリンの匂いもない」。環境に優しい電動車両を開発したら、ペットにも優しい車両ができていた――。最先端技術の活用は意外なところに広がっている。』

コメント→企業は永遠に成長し続けなければいけない。所謂ゴーイングコンサーンである。このために多角化戦略を模索するのが企業の努めであるが最前線で活躍する技術者ほどこの発想が薄い。目の前の問題解決のことで頭が一杯になり、「将来の製品探索など企画部門がやればいい」などと吐き捨てる方もいるだろう。しかし企画部門も技術的知見が乏しく発想が行き詰まる場合が往々にしてある。技術と企画その間をとる第三の部門が今後の発展に欠かせない。アイデア勝負なら日本のものづくりは今一度輝きを取り戻せる気がする。現行製品が下火でも応用力で復活してほしいと願う今日この頃である。

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