顔認識防ぐ眼鏡、ニッセイが開発
2016/07/25
2016/03/23 日経産業新聞より
『【福井】眼鏡資材開発販売のニッセイ（福井県鯖江市）はデジタルカメラに「顔認識」されるのを防ぐ眼鏡を開発した＝写真。５月下旬にも発売する。価格は税別３万～３万５千円で検討する。
樹脂製レンズの表面に印刷した模様で光の反射具合が変わるため、カメラ付き携帯電話などで顔として認識させない仕組み。レンズの模様のデザインは複数用意する。
関係のない他人のカメラ撮影に写り込み、インターネット上で自分の写真が公開されることなどを防げる。フレームはチタンを採用した。
顔認識技術に詳しい国立情報学研究所の越前功教授の提案で、同社が中心となって開発した。
資金集めには鯖江市のクラウドファンディングを活用。目標の２００万円を上回る２６５万円が集まり、返礼に８６本を協力者へ贈った。』
★コメント
顔認識防止用メガネという独自商品が開発された。不用意に写真を撮られインターネットにアップされるのを防止するためなのだそうだ。著者は考える「ちょっと自意識過剰なのでは？」と。しかし今回特筆すべきは開発資金調達をクラウドファンディングを用いて実施した点だろう。ちなみにクラウドファンディングとは以下の定義である。
「 クラウドファンディング（英語：Crowdfunding）とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す」（出典Wikipedia）
商品開発後は商品がもらえたりもするらしい。アイデアはあるのに資金調達が出来ず開発が進まない！などお悩みの組織は是非活用してほしいシステムである。
