エアバッグ部品の追加リコール、ホンダ、世界で二千万個超
2016/07/25
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2016/05/08 日経新聞より引用
こんばんは、月光です。今日は世界的な問題となったタカタ製エアバッグのリコール関連の記事を要約してお届けします。
★記事要約
●ホンダはタカタ製エアバッグの不具合問題で、世界で2千万個以上のエアバッグ部品を追加リコール(回収・無償修理)する。
●火薬の劣化を防ぐ乾燥剤がない全てのエアバッグのリコールを求めた米国だけでなく、日本や中国、欧州など世界中で順次、リコールを届け出る方針
●米運輸当局は今月4日、タカタが使う火薬について、高温多湿下に6~25年間置いた場合、湿気で火薬の爆発力が高まる恐れを指摘
。米国で乾燥剤がないエアバッグ部品すべてのリコールを求めた。
●新たに発生するリコール費用は2千億円規模になる。
●世界全体ですでに計6千万個弱のタカタ製エアバッグのリコールをしている。
●最も多いホンダは1社で全体の約半分を占め、今回の追加リコールでさらに膨らむが、回収範囲に当面の区切りがつく。
★コメント
タカタの死亡事故エアバッグ、なぜ生まれたのか?疑惑やずさんな生産管理が次々露呈(清水和夫「21世紀の自動車大航海」)も参考にコメントする。
”ずさんな管理”と一言でいうと簡単だが技術者として、今回の事件はどこで歯止めをきかせるべきだったのか?と考えると興味深い。他山の石として各人の仕事にフィードバックしてほしいと思う。
著者個人の勝手な感想を言うと。
「信頼性試験を行う部門のリソースは最適だったのか?優秀な人材がいたのか?」
「現場では定量的なチェック体制が築けていたのか?」
「事故を予防するという”成果”を評価する体制が出来ていたのか?」
予防処置は成果として見えにくい。そこが本質的問題の可能性もある。予防出来なかったばかりに人命と二千億円と信用を失うのはあまりにも不憫な結果だ。ものづくりの本質を理解するものだけが救える。そう思う。
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