ソニー、イメージセンサーースマホ王者、車載に挑戦
2016/07/25
ビジネスの今がわかる!『週刊ダイヤモンド』送料無料&発売日にお届け
2016/06/24 日経産業新聞より引用
おはようございます、月光です。今朝はイメージセンサー世界トップ、ソニーの車載対応記事を紹介します。
★記事要約
●ソニーはスマートフォン(スマホ)カメラ用のCMOS(相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサーで、世界シェアの4割を持つ。
●次のターゲットは車載カメラだ。世界の自動車各社による自動運転技術の開発を追い風とし、近く量産品の出荷を始める。
●群を抜くセンサー性能を武器に、車載カメラ用で先行している米オン・セミコンダクターに挑む。
●車載カメラは自動運転の「目」となる。車の前方を撮るだけでなく、あらゆる方向から車や歩行者が近づいてきても対応できるように両サイドや後方などにも搭載される。
●現時点では運転状況を記録するドライブレコーダーが主流だが、ソニーは「そう遠くない時期に10個以上のカメラが載る」と予想する。
●自動運転を見越したADAS(先進運転支援システム)開発に注力する自動車業界で周辺状況を把握する方法は大きく分けて3つ。
●カメラで他の車や歩行者、道路の白線や信号を読み取る方法、ミリ波などを発信して反射波を計測して周辺の障害物を探知する方法、そして先行車や後続車、信号などと通信し合う「V2X通信」と呼ばれる技術を使った方法だ。
●3つの手法はそれぞれ一長一短。カメラの欠点とされてきたのが暗闇での歩行者把握や、トンネル出口など明るさが大きく異なる場所での認知だ。ヘッドライトで照らせない歩行者の飛び出しに瞬時に対応できなかった。
●小型で高性能を競うスマホ市場での技術力が、車載向けでの差別化要因となる。
●スマホから車載分野に打って出るためには熱さ寒さの環境対応、そして長期間の安定駆動につながる耐久性能の向上は欠かせない。
●ソニーの高性能イメージセンサーが、エヌビディアが描く自動運転の足りないピースの役割を果たし、走る・曲がる・止まるといったドライバー操作の自動化の動きが加速しそうだ。
●米調査会社のICインサイツによると、世界市場は2019年に15年比5割増の150億ドル(約1兆6000億円)に拡大する見通し。車載カメラのほか監視カメラ向けの需要が高まっている。
★コメント
スマホ市場が飽和していく中、イメージセンサー世界トップのソニーは車載用カメラに注力する。自動運転社会との相性が抜群によく、自然の流れだろう。
イメージセンサーに光が入ったとき、より多くの電荷が発生しやすいようにした構造「裏面照射型CMOSイメージセンサー」で断トツの性能を得たソニーは飛ぶ鳥を落とす勢いでシェアを拡大した。
自動運転では車一台に10個もイメージセンサーが載るとのこと。これで他社より先にシェアを拡大しておきたいところだ。
個人的な意見として以下考えた。
・車の値段は極端に上げられないはず、コストが見合うのか?
・車載は不良率ゼロが求められる世界、信頼性でも優位性あるのか?
いずれにしても日本ものづくりが世界にアピール出来るチャンス到来だ。トラブル無き立ち上げを期待する。
※この記事が気になった方は以下のリンク先へどうぞ。
営業、ITエンジニア正社員募集!いつでもオンライン選考【アクロビジョン】[東京]
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!