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日経産業新聞

日立、戦略立案で稼ぐ

2016/07/25

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2016/06/02 日経産業新聞より引用

おはようございます、月光です。今朝は日立のものづくり+コンサルティング事業の記事を紹介します。

★記事要約
●日立製作所は1日、顧客別の新組織「ビジネスユニット(BU)」ごとの中期経営計画を発表した。

●東原敏昭社長は顧客に入り込む新組織でサービス提供型に収益モデルを転換し、欧米大手に対抗する。

●ビッグデータ解析や人工知能(AI)を使って顧客の課題を浮き彫りにしたうえで、顧客の事業戦略そのものをコンサルティング。顧客が得たメリットの一部を分かち合う収益モデルの構築をめざす。

●同BUは東原社長の肝煎りの組織の1つで、現時点の売上高はほとんどない。

●ビッグデータ解析を駆使した街づくりを不動産大手などに提案していく方針だという。

●従来の製品販売を中心とした収益モデルからの転換を図る考えを示した。

●新中計では日立物流と日立キャピタルが連結から外れる一方、イタリア企業を買収した鉄道車両・信号事業のほか、自動車部品やヘルスケアを伸ばす。



★コメント
日立が製品中心の販売戦略に加え戦略立案型コンサルティング事業へ進出するようだ。

事業の課題をビッグデータ解析やAIを駆使して解析した後、事業のあるべき姿を提案してくれるそうだ。これはコンサルティングを越えた事業ではないかと著者は考える。真のビジネスパートナーと言えるだろう。

まるで軍師のような役割だが要求されるレベルはかなりのものだ。まずは早く成果を上げ付加価値を提案したいところだろう。

ここで著者は思った「日立内部向けに使うのも有りではないか?」と。日立くらい事業範囲が広い企業なら様々な課題が存在するはずだ。外向きのコンサルティングもいいが内向きも並行して実施すれば現行事業も改善されるはずである。

ものづくりを単なる製品製造というレベルからコンサルティングというレベルまで引き上げたメーカーの今後に期待したい。

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