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日経産業新聞

「NB―IoT」仕様急ピッチ

2016/07/25

2016/04/04 日経産業新聞より
おはようございます、月光です。今日は通信業界次のキーワード「IoT」関連のニュースについてコメントします。
記事:「NB―IoT」仕様急ピッチ…
『日経エレクトロニクス
大手通信機器メーカーや移動通信事業者が「NB―IoT」という通信技術の仕様作りを積極化させている。さまざまな機器やセンサーなどをインターネットに接続するIoTで、今後威力を発揮する技術として注目を集めている。半導体や関連部品開発も急ピッチで進みそうな勢いだ。
「オペレーター(通信事業者)からは、今すぐにでも使いたいと言われている」(ある大手通信機器メーカーの技術者)。「IoTサービスを始めたい通信事業者が多くいる。そのツールとして期待を集めている」(エリクソン・ジャパンチーフ・テクノロジー・オフィサーの藤岡雅宣氏)。世界大手の通信機器メーカーらが今、システム開発や仕様の標準化を急いでいる通信技術がある。
その名称はNB(NarrowBand)―IoTだ。さまざまな機器やセンサーをインターネットに接続するIoT関連機器での利用に向けた新たな通信技術だ。
2014年中ごろにコンセプトが登場し、15年後半から国際標準化の議論が始まった。その数カ月後には基本仕様がまとまるほど、急ピッチで策定が進んだ。正式仕様が発行されるのは16年春から夏にかけての予定だ。
総掛かりで推進
すでにハードウエア開発は始まっており、中国華為技術(ファーウェイ)のように16年夏にシステム提供を開始する企業も登場した。普及促進団体も立ち上がっており、フィンランドのノキアやスウェーデンのエリクソン、ファーウェイのほか、英ボーダフォングループなどの大手通信事業者、さらに米クアルコム、米インテルといった半導体メーカーなどまで加わっている。モバイル業界の大手企業や団体が総がかりで推進する勢いだ。
NB―IoTは低消費電力な長距離無線通信技術だ。小型電池で数年~10年程度駆動し、データの伝送距離は数キロメートル以上を確保できるという。センサー機器などで微小なデータをやり取りする、いわゆるM2M通信での利用に向けたものだ。
データ伝送速度は100kビット/秒程度と、最先端のLTE仕様に比べると低速だ。しかし、こうした機能の割り切りによって消費電力を低減し、電池での長時間駆動の実現やモジュール価格を数ドルと低コストにすることを目指している。
低消費電力の長距離無線通信技術は「LPWA」というカテゴリーで呼ばれ、ここ数年注目を集めている。既に米Semtechが開発した伝送距離が約15キロメートルと長い「LoRa」や韓国サムスングループの企業やNTTドコモ・ベンチャーズなどが出資している仏Sigfoxの通信方式などが登場し、実際のサービスも始まっている。
先行技術やサービスがあるにもかかわらず、NB―IoTが移動通信業界で注目を集めるのは、移動通信事業者などの通信事業者がIoTサービスに進出する際に向いた方式であるからだ。それは免許帯域を使う方式である、既存の移動通信サービスと親和性がある、という2つの特徴に起因している。
通信業界がNB―IoTの推進で一致して動いている背景にはもう1つ、IoT市場の成長性の高さもある。エリクソンの推計では21年までに世界で約120億台のIoT関連機器がネットワークに接続されるという。こうした接続機器数の膨大さは伸びが鈍化しているスマートフォン(スマホ)需要に比べて、大きな成長性と市場機会を移動通信事業者にもたらすとの期待がある。
標準化円滑に
通信事業者の思惑に後押しされる格好で、NB―IoTの標準化は驚くほどスムーズに進んだ。仕様策定の場となっている標準化団体の3GPPでは、大手メーカー間での意見対立も深刻化することなく、一本化に向かったという。
なかでも積極的なのがファーウェイだ。同社は既に、暫定的な仕様に基づくハードウエアを開発し、世界各地で実証実験を進めている。16年夏頃には、正式仕様に基づいた商用システムを提供できるようにするとしている。15年末にもボーダフォンなどと共同で、スペインの移動通信ネットワーク環境での商業実験が成功したという発表を行っている。
NB―IoTの用途は、M2M通信の中でも、長距離伝送が必要なサービスなどから始まりそうだ。送信出力によっては10キロメートル以上伝送できることから、広範なエリアをカバーしたセンサーネットワークを構築できる。例えば家庭や事業所、工場に設置したスマートメーターの検針データの定期的な集約や、農地で土壌の状態を管理するセンサーのデータ集計などへの活用が想定される。
これらのサービスにおいて、普及のカギを握る要素の1つが部材コストだ。ハードウエアの価格が高すぎると、センサーノードを大規模化させたシステムでは活用しづらくなってしまう。NB―IoTはこの要求を満たすため、モデム回路のシステムの複雑性を低減するように工夫して設計されているという。』
★コメント
NBはNarrowBandの意味。さまざまな機器やセンサーをインターネットに接続するIoT関連機器での利用に向けた新たな通信技術だ。 免許帯域を使う方式であることと、既存の移動通信サービスと親和性がある、という2つの特徴があり通信業界が熱くなっている。 エリクソンの推計では21年までに世界で約120億台のIoT関連機器がネットワークに接続されるというからものすごいビジネスが期待出来るというわけだ。2014年に規格構想が作られ2016年春夏頃には施行されるというスピード感に驚く。スマホブームはIoTの序章に過ぎないと予測する。製品の普及には環境整備が必要だ。シャープの「ザウルス」は環境に恵まれなかったため凋落した。iPhoneにとっての環境がインターネットだとするならば、IoTにとっての環境はスマホを介したネットワークかもしれない。物と物がネットワークで繋がりまくる時代がすぐそこに来ている。日本ものづくりの存在感を出し、人間の幸せに繋がる業界立ち上げに期待する。

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