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日経産業新聞

VR向け超高精細IPS液晶ディスプレイ開発、ジャパンディスプレイ

2017/02/01
ども~月光っす。
VR元年と言われた2016年、もっとも注目を浴びたデバイスにヘッドマウントディスプレイ(HMD)があります。

仮想空間を作るには高精細ディスプレイパネルが欠かせないそうです。

通常の液晶や有機ELディスプレイよりも単位面積当たりの画素数が多く必要で尚且つ高速応答が要求されます。つまり従来技術の延長では物足りない商品しかできないことになります。

ディスプレイ業界の日の丸連合ジャパンディスプレイ(JDI)がIPS液晶パネルの高精細化と高速応答化に成功したそうです。
やりましたね!

今回の記事では『液晶素材を組成から練り直し、薄膜トランジスタや配線の設計も変えた 』とありました、まさにものづくりの本懐、複雑系技術のインテグレーションは日本メーカーの得意とするところですね。

また、IPS液晶は視野角が広く高画質であることが特長であるためHMDに最適なのではないでしょうか。参考「第4回 TN?VA?IPS?──液晶パネル駆動方式の仕組みと特徴を知ろう」(EIZO)

ただ、高精細なVR空間にハマりすぎないようにしないといけませんね。。戻ってこれなくなります、楽しくて。

ジャパンディスプレイ―VR向け液晶パネル、超高精細画面、高速に応答(テクノフォーカス)

2017/02/01  日経産業新聞

ジャパンディスプレイ(JDI)は仮想現実(VR)機器向けIPS液晶パネルのサンプル出荷を始めた。スマートフォン(スマホ)を上回る超高精細とVRに不可欠な高速応答を実現した。映像の高精細化はVRが抱える課題。有機ELが優勢の市場に攻め込む。
「将来はスマホ以外の分野が成長する」。1月25日、東京・新橋でJDIが開いた技術展示。力説する有賀修二社長が車載、航空、医療と並んで重点領域に掲げたのがVRだ。VR体験で頭部に装着するヘッドマウントディスプレー(HMD)向けIPS液晶の出荷を始めた。3・42インチの小型パネルはHMDで片目1枚ずつ、計2枚を搭載する。
目を引くのは精細度の高さだ。1インチあたりの画素数(ppi)は651に達する。5インチのフルHD(1920×1080)で441だから、いかに高い数値かがわかる。ソニーが昨年発売した「プレイステーションVR」のパネルは400にも満たない。
ppiが400~500になると、裸眼では違いを認識できないとされる。ただ、HMDは目の前にあるパネルをレンズで拡大してのぞき込む。精細度が低いと画面が粗く見えることもある。ppi600超のパネルは「現時点でVRしか用途が考えられない」(永岡一孝常務執行役員)。
現状のHMDは有機ELの採用が一般的だ。ソニーや米フェイスブック傘下の米オキュラスVRもHMDの開発途中で液晶から有機ELに乗り換えた経緯がある。一瞬で表示を切り替える応答速度の速さが有機ELの強み。応答速度はVR体験の快適さにかかわる。
JDIのVR向けIPS液晶は白黒の応答速度を3ミリ秒以下に抑えた。液晶素材を組成から練り直し、薄膜トランジスタや配線の設計も変えた。LTPS(低温ポリシリコン)を知り尽くしたJDIだからこそ実現できたという。
有機ELの応答速度には及ばないが「メーカーの要求をクリアしたので問題ではない。商談でも精細度の高さに注目してくれる」と永岡氏。さらに「有機ELより安くできる」という。「受注も決まった。今秋にはHMDを製品化してくれれば」と期待を込める。
ゴールは遠い。現実と仮想空間の境目を消そうとするVR業界の目線は高く、「ppiは最低でも1000」との声も。永岡氏も重々承知で「早期に1000を実現する。道筋は見えている」と自信を見せる。年内にppi800超えのパネルを出荷予定だ。
太陽電池の製造で急増したターンキー型のビジネスにも興味を示す。ディスプレーに最適化したレンズやソフトウエアを一括で売り込めばHMDの参入障壁が下がって需要が生まれる。「超高精細ディスプレーを生かすには、そのためのレンズが必要」と永岡氏。ディスプレーはHMDの中核部品。JDIの液晶パネルがVRシステム全体の技術革新をけん引しそうだ。

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