『ムダにならない勉強法』(樺沢紫苑著)を読んだエンジニアが今日から実行したいと感じたこと
2017/01/22
ども~月光っす。
今回は『ムダにならない勉強法』(樺沢紫苑著、サンマーク出版)を読んだ感想とハイライトを情報共有したいと思います。
『覚えない記憶術』『読んだら忘れない読書術』に続く三部作として書かれた精神科医樺沢先生の最新作!楽しみにしてました、ちなみに月光は全部読みました。
『ムダにならない勉強法』で問題提起されるテーマは一言で言うと「効率のよい究極の勉強法とは?」です。
そして結論を先に言うと「アウトプットすること」だそうです。
月光が気になった本文のハイライトを以下列記します。是非実践して人生を変えていきたいところです。
各章別ハイライト
Kindleのハイライト機能は使わず地味に付箋紙でマークしました!
◆第一章 勉強によって得られる5つのことと、あなたの勉強がうまくいかない4つの理由
(p28)「勉強する」とは、現実を変えるということ
(p37)「才能」というものは無い、あるのは「適正」。心の底から「楽しい」と思えるものが「適正」。
「適正」×「努力量」=「結果」である。
(p45)私たちが幸せになる方法、それは「自己成長する」ということです。
(p51)とにかく続ける。途中であきらめない。成功するまで続ければ必ず結果は出る。必ず成功する。
(p58)勉強法とは「勉強を開始する前の戦略」です。
◆第二章 「楽しい」だけで脳は活性化する
(p75)仲間といっしょに勉強すると、それだけで楽しくなってきて、勉強が好きになるのです。
(p79)脳はちょっとだけ難しい「ちょい難」の状態を好むのです。
◆第三章 人生をリセットする
(p90)子供の場合は「長所伸展」から。大人の場合は「短所克服」を先に考えた方が得です。
(p94)自分が何を知っていて、何を知らないのかを明らかにすることがもの凄く大切。
(p99)「目的」「目標」を詳細に決めれば、効果は最短で表れるのです。
(p105)受験生の勉強の目的は、「知識を増やすこと」かもしれませんが、大人の勉強の目的は「気づき」を得ることです。
(p106)究極の勉強法とは・・・「守破離」です。
◆第四章 まずは基本を学ぶのが第一歩
(p120)本を読んだり、セミナーに参加したりしたら、学んだことを1つだけ実行してみましょう。
(p131)なぜ、人と一緒にいるだけで、その人の影響を大きく受けてしまうのでしょうか?
(p147)「その人のようになりたい」と思い、その人のやり方を徹底的に真似ていく。結果として、そうなれるのです。
◆第五章 インプットとアウトプットを繰り返す
(p155)インプットとアウトプットをドンドン繰り返すことによって、螺旋階段を上るように自己成長する
(p160)教科書を何度も読む行為はインプットでしかないため無意味。アウトプットをすべき。
(p174)「アウトプットを前提にしたインプットをする」ことで、得られる情報量と情報の質を飛躍的に高めることが出来る。
(p182)一日で三個の気づきが得られれば、本代やセミナー代などは完全に元がとれます。
(p187)「役に立たない記事」が「情報」、「役に立つ記事」が「知識」
(p195)勉強の結果を出したいなら、書いて書いて書きまくればいい。音読するとさらにいい。
(p197)「タイピング」より「手書き」の方が記憶に残りやすい。
(p198)「想起」するだけよりも「シャドー書き」の方が圧倒的に記憶定着効果が高い。
(p212)「人に説明できない」ということは「理解していない」という証拠。
◆第六章 さらに自己成長が加速する
(p228)ダイエットも勉強法も「自分流」でないと最大の効果は出ないのです。
(p231)人に教える。そうすると、一番自分の勉強になります。
(p238)「整理」「まとめ」のプロセスが記憶を強化する。
(p243)情報発信をすると、「承認欲求」や「自己実現欲」が満たされ、毎日が幸せになるのです。
(p247)毎日発信、毎日投稿すること、これがベストな方法。
(p250)毎日時間制限をして、同じ時間、コツコツやる。それが脳が最も喜ぶ方法。
◆第七章 「続かない」はこう乗り越える!
(p263)とりあえず、今だけやる。今、全力でやる。
(p267)努力の量と結果は「正比例」ではなく「指数関数」の関係にある。
(p280)「続ける」ための最終法則は「一人ではやらない」ということです。志の高い仲間と一緒に頑張れば「苦しい」が「楽しい」に変わる。
◆おわりに
(p282)一言でいうと「アウトプット」しよう、ということです。
(p285)健康についての情報、病気の予防につながる知識、病気を治す方法を一人でも多くのひとに知っていただくために、一人でも多くの日本人に、勉強する習慣を身につけて欲しい。これが、精神科医の私が「勉強法」の本を書いた本当の理由です。
エンジニアとして今日から実行したいと感じたこと
「アウトプット」することが最良の勉強法であり、一人ではなく仲間と一緒に取り組むことがいいという意見は納得がいくことだと考えます。半導体エンジニアとして月光は以下のことを実行したいと感じました。
①グループで定期的にアウトプットする習慣を身につける。
⇒わからない現象・トラブル多発が日常茶飯事であるものづくりの世界にあって、現状を『まとめ』それを『アウトプット』し合ううことは極めて有用だと感じました。敢えてわからない問題を他者に説明することで猛烈に勉強し、そして意見交換することで組織全体のレベルアップが可能と考えます。
②手書きノート重視、Excel,Powerpoint等では記憶に残らないと心得る。
⇒勉強とは「身体を動かすこと」と説明されるほど、記憶と運動の関連が強いそうです。よくExcelでまとめて満足してしまう場合が多いですが、グラフ・数式・図等を敢えて手書きでまとめみて新たな気付きが得られるか今後実行してみたいと感じました。
③「目的」「目標」を詳細に決めて業務に取り組む。
⇒仕事に目的があるのは当たり前ですが、業務から得られる知識を「勉強する」という視点で目的を持つ方は少ないのではないか、と感じました。例えば、知識の乏しい分野で敢えて特許出願をしてみる、とか、やったことない作業を詳細に学習してグループメンバーの教育係に立候補する、とか、自分なりの目標を見つけて勉強すると仕事がもっと楽しくなるかもしれませんね。
ご興味ある方是非読んでみてください。
限りある人生をムダにしないためにムダにならない勉強法を身につけてください。
~何度も言うってことは無駄なんだ、無駄だから嫌いなんだ無駄無駄ぁ~
(ジョジョの奇妙な冒険 第五部ジョルノジョバーナ氏談)