エンジン・駆動系ホース 植物由来の原料で、トヨタ
2016/07/25
2016/04/22 日経産業新聞より引用
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おはようございます、月光です。今日もブログを読んでいただきありがとうございます。
今朝は日経産業新聞からバイオ合成ゴムによりエコ情報です。
『トヨタ自動車は21日、植物原料由来のバイオ合成ゴムを原料としたエンジン・駆動系ホースを世界で初めて採用すると発表した。製造から廃棄までにかかる二酸化炭素(CO2)排出量を約20%削減できるという。5月から順次適用していき、年内には国内生産の全車種に搭載する考えだ。(中略)
トヨタと日本ゼオン、住友理工が共同開発した。従来の特殊ゴム製のエンジン・駆動系ホースと同等の高い耐油性と耐熱性を確保した。(省略)』
★コメント
記事によるとトヨタは2050年までに 素材製造から走行、廃棄までで排出するCO2をゼロに近づけるとのこと。製品性能に直接寄与するものではないが地球環境を意識した製造技術は結果的にシェア拡大に繋がるだろう。
逆に地球環境を意識しない開発しか出来ないものづくりは今後許されなくなる。既に環境汚染が激しい中国などでは材料サイクル以前に排ガス自体も問題だ。エコカーの普及が地球環境に貢献するだろう。
日本メーカーが製品の世界展開を考える際に”エコ”の視点は特に重要。既存性能を維持してエコ化を実施するには技術者の試行錯誤が必要だろう。カタログスペックだけでは他国メーカーとの差が無くなってきた業界の方は忘れないでリソースを割いてほしい。