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日経産業新聞

ソニー、低消費電力LSI―ウェアラブルの用途拡大

2016/07/25

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2016/05/20 日経産業新聞より引用

おはようございます、月光です。今朝はソニーの低消費電力LSIに関する記事を紹介します。

★記事要約
●ソニーはウエアラブル端末向けに位置情報の処理に特化した低消費電力の大規模集積回路(LSI)を開発し、3月に製品化した。

●端末に搭載すると、例えば人が転ぶと加速度センサーが認識し、転んだ場所を全地球測位システム(GPS)が把握。画像センサーがそのときの様子を撮影してくれる。

●ランニングをするときは走行距離や速度に応じて聴く楽曲を選んでくれる。

●GPSだけでなく、複数のセンサーを組み合わせるセンサーフュージョン技術によって、端末を身に着けた人の行動を認識し、脈拍や活動量などを計測することもできる。

●ソニーが得意とする音楽再生や音声入力も可能だ。

●なにより最大の特徴は消費電力を抑えたことにあり、小さくても多機能が要求されるウエアラブル端末に最適となる。

●新型の5602GFはGPS機能の消費電力が5ミリワットとCXD5600に比べて7割低減した。

●省電力化の鍵は回路線幅28ナノ(ナノは10億分の1)メートル世代の「FD―SOI(完全空乏型シリコン・オン・インシュレーター)」をいち早く採用。

●FD―SOIとは電子が流れる領域(ボディー)と基板を薄い酸化膜で隔てることで、電流が漏れ出ないようにした先端的なトランジスタ構造。

●また、微細化したために、CPUや位置情報を使った複雑な計算をする回路も入れられるようになり、複数の種類のセンサーのデータを処理できる。

●約250億円を投じて今年買収したイスラエルの通信用半導体メーカー、アルティアセミコンダクターの技術を活用し、通信機能を備えたシステム商品の実現も検討している。

●アルティアは高速データ通信規格「LTE」に特化した低消費電力のLSIやソフトウエアを開発しており、組み合わせるとスマートフォン(スマホ)を介さずにウエアラブル端末をネットに接続できる。



★コメント
脱スマホの記事が多くなってきたがこの記事もまさにそれ。スマホレスのウェアラブル端末を普及させるのが真の狙いと考える。

内容でもっとも驚いたのは構想僅か三年で製品リリースまで到達したことだ。半導体メーカーなら回路線幅28ナノ+FD―SOIがどれだけ大変なテクノロジーかよくわかるだろう。もっともプロセスや設計の基礎基盤はもっと前からあったに違いない。

微細化による低消費電力化はシンプルなアウトプットだ。これが出来る半導体メーカーも日本には少なくなってきたがソニーの技の数々、日本ものづくり再興にとって大変頼もしい限りである。

ちなみにウェアラブル端末はスマホ並みに普及するのだろうか?今で言うフィーチャーフォン(ガラケー)も以前は「PHSでよくね?」と言われた時期があったがあっという間に普及した。スマホも「携帯を使い易くしただけじゃね?」みたいなコメントもあったが凄く普及した。ウェアラブル端末はどうだろう?と、歴史は繰り返すことを期待した朝であった。

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