フィルム技術で美容飲料、富士フイルムとキリン、化粧品「アスタリフト」の成分配合
2016/07/25
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2016/05/24 日経産業新聞より引用
おはようございます、月光です。今朝はキリンと富士フイルムが共同開発した「アスタリフトウォーター」に関する記事をお伝えします。
★記事要約
●富士フイルムとキリンビバレッジが共同開発して4月中旬に発売した「キリン アスタリフトウォーター」は写真フィルムの技術を活用した肌の美容ドリンクだ。
●富士フイルムの高級化粧品「アスタリフト」の美容成分とブランドを使い、若い女性に手にとってもらうことを目指す。
●赤色のパッケージで、ザクロとピーチのフレーバー。少し酸味がある爽やかな味が特長だ。
●「アスタリフト」は富士フイルムが2007年から展開、40代以上の女性を中心にファンを集めている化粧品。
●ペットボトル1本に化粧品に使われている抗酸化成分「ナノアスタキサンチン」1ミリグラムと、「ピュアコラーゲン」500ミリグラムを配合している。
●肌のシミやシワといったトラブルは肌の酸化が原因。ナノアスタキサンチンの抗酸化作用で肌の酸化の抑制を期待する。
●コラーゲンは肌の張りや潤いを保つ働きがあるとされるが、ピュアコラーゲンはより体内に吸収しやすい。富士フイルムは写真フィルムの蓄積で抗酸化成分や高純度のピュアコラーゲンを扱う技術を持っていた。
●富士フイルムが飲料の開発に乗り出したのは13年。キリンと富士フイルムの技術者交流から、共同で飲料を開発しようというプロジェクトが発足。社内を見回してアスタリフトの美容成分を飲料にという方向で調査を始めた。
●「配合成分を飲料向けに劣化しにくくし、耐熱性を持たせるのに苦労した」と化粧品との勝手の違いを語る。
●化粧品にも使っていたナノアスタキサンチンを、酸素などを通さない防御膜でナノ化した成分1つ1つをくるむ方法などを開発した。
●ピュアコラーゲンもコラーゲンを作る工程をしっかり管理し、鮮度の高いものを素早く抽出し劣化しないようにした。
●コラーゲンもナノアスタキサンチンも独特の獣臭さがある。それをいかに消して、飲みやすくするかがキリンの技術だ。
★コメント
写真技術を化粧品に応用し見事成功させた富士フイルムがさらにその化粧品技術を応用して飲料水を発売した。それがアスタリフトブランドを冠する飲料「アスタリフトウォーター」だ。今回はキリンとのコラボから生まれた事が見逃せない点だろう。
事業の多角化とイノベーションという2つのキーワードに合致しており、極めて美しい事業だと著者は感激している。
今後は飲料水をさらに発展させ新規事業を拡大していってほしいと考える。
ちなみにこのアスタリフトウォーターは定価150円とリーズナブルでかなり嬉しい。肌年齢が気になり始めたら一本飲んでみては如何だろう?キリンの関係者は「ごくごく飲んで欲しい」と言っている。女性でなくとも飲んでみたい一品だ。
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