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日経産業新聞

日東電工、非電子部品に力

2016/07/25

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2016/05/11 日経産業新聞より引用

おはようございます、月光です。今朝は日東電工の多角化戦略に関する記事を要約してお届けします。

★記事要約
●総合材料メーカー日東電工の2016年3月期の決算は、米アップルのスマートフォン(スマホ)減産の影響で下振れした。

●同社の連結営業利益の6割超を電子部品関連事業が占めている。

●スマホ用の偏光板で培った薄膜形成技術などを活用し、新たな収益源の確立を模索している。

● 窓用フィルム「ペンジェレックス」は室内の気温を外に逃がさない断熱と、室外の気温を中に入れない遮熱を両立する。

● 従来品は太陽が発する紫外線や波長の短い赤外線「近赤外線」は制御できた。ペンジェレックスはさらに波長が長い「遠赤外線」も調節する。冬には暖房器具が発する遠赤外線を反射して室内にとどめられる。

● 窓用フィルムは液晶パネル部材の偏光板に使う技術を転用して開発した。

● 同社は「三新活動」と呼ぶ研究開発の精神を重視してきた。市場開拓による新用途開発と、技術の深耕による新製品開発が新需要を生み出し、持続的な成長につながるという考え方だ。

● スマホ市場の成熟化が進むなか、電子部品の製造技術をどこまで次の成長に結びつけられるかが問われている。

★コメント
スマホ市場が飽和していくなか各社は次の一手を模索している。材料メーカーである日東電工が掲げる 「三新活動」新用途開発、新製品開発から新需要を開拓する旨は大変為になる言葉だと感じた。

液晶パネルから窓用断熱フィルムへの転用もこの三新活動の成せる業、思い付いてもこれを事業化までやってのける企業と出来ない企業の差は歴然だ。

どんなものづくり企業も歴史があり実績もあるだろう、しかし変わり続ける事が出来なければガラパゴス化した世界に取り残されるだけだ。技術者一人ひとりが意識して変わり続ける、これを肝に銘じて今日も頑張りたいと思う、そんな朝だった。

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