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日経産業新聞

曲がる太陽電池、家庭に、厚さ2.5ミリ

2016/07/25

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2016/06/23 日経産業新聞より引用

おはようございます、月光です。今朝は曲がる太陽電池の話題をお届けします。

★記事要約
●新電力ベンチャーのみんな電力(東京・世田谷、大石英司社長)は、薄くて曲げられる家庭向け太陽電池パネルを月内に発売する。

●米国製で、厚さはわずか2・5ミリメートルだが、発電効率は一般的な従来品と同水準という。建物の壁面や自動車の屋根などに搭載しやすくなり、用途が広がる。

●米太陽電池メーカーのミアソレ(カリフォルニア州)と販売代理店契約を結び、薄膜型太陽電池を販売する。

●みんな電力は地域電力会社の太陽光発電などを、消費者に販売する電力小売りビジネスを展開している。今回の太陽電池の導入先からも電力買い取りを視野に入れており、再生可能エネルギーの普及に注力していく。

●発売する製品の発電効率は16%で、メガソーラー(大規模太陽光発電所)などに使う結晶型太陽電池に近い。

●ミアソレ製は、設置場所に防水塗料を塗り、パネルの裏面に両面テープを貼れば固定できる。設置工期も半日程度で、家屋の耐久性に不安がある中古住宅やカーポートの屋根などにも設置可能だ。

●屋根などに固定せず、持ち運び用として使うこともできる。キャンピングカーに搭載し、移動先で一時的に発電するなどの用途も想定している。

●みんな電力はこれまでも日本製の曲がるパネルを販売していたが、発電効率は8%程度にとどまっていた。



★コメント
軽くて柔らかい太陽電池パネルをベンチャー企業が家庭用に販売する、とのこと。従来型のパネルは重いため屋根に常設する必要があったが今回のパネルは軽いため壁にも貼り付け可能なため場所の制限がなくなっている。

悔しいのが二点ある。この太陽電池パネルが米国製であることと、日本製より発電効率が二倍もあることだ。これでは勝ち目がない。

半導体同様過去旺盛な開発が進んでいたにも関わらず勢いを失った分野、太陽電池。「発電効率が限界に来た」「利益が出ない」等で撤退した企業も多い。ではなぜ海外勢は開発し続けているのか?本当に進むべき道がなかったのか?甚だ疑問である。

現行分野が「限界に来た」と感じるとき、そこは全世界的には限界ではない。覚悟を決めて前に進みたいものである。



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