月光のものづくり立国再興応援!.COM

日本のものづくりに関わる全ての人に有益な情報を提供しものづくり立国再興を応援するサイトです。

未分類

HOYA、スマホカメラも光学ズームに

2016/07/25

2016/03/16 日経産業新聞より
『HOYAはスマートフォン(スマホ)向けの光学ズームレンズユニットを開発した。スマホのカメラには従来デジタルズームが用いられてきたが、より鮮明な画像が撮影できる。レンズを横向きに並べるなどの工夫や独自の製造技術で、スマホへの内蔵を可能にした。台湾の華碩電脳(エイスース)が昨年12月に発売したスマホに搭載され、話題を集めている。
HOYAが開発したのは、縦4センチメートル×横1センチ×厚さ×6ミリメートルの小さなレンズユニットだ。8枚のレンズとプリズムからなり、手ぶれ補正の機能も付いている。オプティクス事業部の神原稔DCM SBU長は「何にでも内蔵できる光学ズームユニットを目指して開発した」と話す。
着手したのは10年前。画像センサーのサイズを途中から大きくするなど、時間をかけてレンズの小型化を進めてきた。外付けにする必要がなく、ズーム中もレンズが出っ張らないようすることで、スマホにも内蔵できるようにするためだ。
工夫した点の一つはレンズの配置だ。まず入ってきた光をプリズムで90度曲げ、その後横に並べたレンズでズームする。最後に別のプリズムで光を再び90度曲げ、画像センサーに光が到達する仕組み。レンズを横にすることで、ユニット全体の厚さを抑えた。レンズは3倍までズームできる。
問題となったのはスマホに必須の手ぶれ補正だった。通常はレンズを左右上下に動かして補正する。だが、レンズを動かすスペースなどを作ると、スマホに内蔵できる大きさに収まらない。このため、1つ目のプリズムの手前にある光の入り口となるレンズだけを動かすことで、補正ができるように改良した。
コンパクトデジタルカメラ向けのレンズユニットに比べるとサイズが小さいため、同じ製造手法ではレンズを並べる精度が低下してしまう。専用の量産用の機械を新たに開発し、高精度に8枚のレンズとプリズムの配置を調整して量産することができるようにした。
スマホのカメラに用いられてきたデジタルズームは、レンズが固定されているため画像センサーに映る被写体の大きさは変わらない。センサーに映る画像の一部を拡大しながら、画像処理で補完してズームするため画質が落ちる。
一方、光学ズームはレンズが動き、センサーに映る被写体の大きさが変わる。ズームをしても画質が落ちることはない。エイスースが昨年12月に発売した「ゼンフォン ズーム」に採用して以降、様々なスマホメーカーから引き合いが来ているという。
HOYAは今後、大きさを変えずにさらに倍率の高いレンズユニットの開発も進める。スマホ以外にも、ドローン(小型無人機)向けなど新たな需要を開拓していく考えだ。
撮影の選択肢広がる
デジカメも高機能で差
スマートフォン(スマホ)のカメラに押され、2015年のコンパクトカメラの出荷台数は約2200万台とピークの08年の5分の1に縮んだ。そんな中でカメラ各社が力を入れるのは、スマホでは内蔵できない高倍率のズームレンズを備えた高級機種だ。
一方、スマホのカメラの性能も高まっている。光学ズームを搭載した機種のほかにも、例えばソニーは被写体の動きを検知するオートフォーカス機能を備えた機種を今夏に売り出す。スマホと連動した360度の全天球カメラも人気だ。写真撮影の選択肢はさらに広がる見通しで、レンズメーカーの役割は一段と重要性を増す。』

コメント→HOYAとエイスースの協業により新たなブレイクスルーが生まれたようだ。従来スマホではその厚みの影響で光学ズームを搭載出来なかった。今回はレンズを横置きにし、プリズムで方向を変えるというドラスティックなアイデアだ。他のスマホメーカーも追従するだろう。
この一見無理のある実装を真面目にやりきったところが素晴らしいと考える。このようにアイデアを”もの”に繋げる力こそ今後のものづくりに必要であり、マーケティングと併せて重要である。

ブルーベリーは【実より葉】

朝の目覚めに特化した朝専用スムージー

就寝中のこむら返り対策に 人気の【ミーテ・ライトロング 】

翌朝ドッサリ!自然植物100%ダイエットサポート茶

現役エンジニアによるオンラインプログラミングスクール

『週刊東洋経済』定期購読促進

Nend広告

スポンサーリンク

相模大野ヴァイオリン教室の紹介ページ

-未分類