NEC、ナノ炭素素材を発見、リチウムイオン電池に応用
2016/07/25
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2016/07/01 日経産業新聞より引用
おはようございます、月光です。今日はNECよりカーボンナノブラシ発見の記事をお伝えします。カーボンナノチューブだったりカーボンナノホーンだったり、カーボンって面白い材料ですよね。
★記事要約
●NECは30日、新しい炭素素材を発見したと発表した。
●同社が見つけた従来の素材に比べて電気の通しやすさは10倍以上という。
●リチウムイオン電池や電子素子への応用が期待できる。
●発見した炭素素材は「カーボンナノブラシ」と名づけた。カーボンナノチューブの一方の端がふさがった分子が細長く連なり、ブラシのような形になっている。
●リチウムイオン電池の電極に使えば、充電や放電にかかる時間が従来の10~15%短くなるという。
●同社では1991年に飯島澄男特別主席研究員がカーボンナノチューブを発見した。後にナノチューブが牛の角のように変形した「カーボンナノホーン」も見つけた。
●新たな炭素素材はナノホーンがさらに変形した種類という。ナノホーンの製法を応用し、鉄の粒子を含んだ炭素棒にレーザーを当てて低コストで作れる。
●飯島特別主席研究員は「導電性が高いナノチューブと、表面積が大きいナノホーンのいいとこ取りの素材」と話す。
●NECは2017年度にもサンプルを国内外の大学や研究機関に提供し、共同研究を始めたい考えだ。
★コメント
半導体、燃料電池、光学機器など応用範囲が広いカーボンナノチューブの亜種カーボンブラシ発見はいいニュースだ。NECにとって希望の光であることは言うまでもない。
新規技術立ち上げにはいくつもの壁がある。それを乗り越えた先に新規事業完成がある。
日本ものづくりは今後も成長していくと確信出来るいいニュースであった。
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