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日経産業新聞

32インチ電子ペーパー、凸版印刷、フルカラーで曲がる

2016/09/17

2016/09/14
ども月光っす。
液晶と有機ELとはやや趣の異なるディスプレイ「電子ペーパー」。日経産業新聞に関連記事が出ていたので展開します。

記事要約

○凸版印刷は台湾の電子ペーパー世界大手イーインク・ホールディングスと共同で、フルカラーの曲がる大型電子ペーパーを開発した。

○32インチ型で、カラーで曲がる製品としては世界最大。液晶材料で培ったカラーフィルターの製造技術で明るく表示できる。

○量産化の技術開発を進め、2017年末までの販売を目指す。

○曲がるフルカラーの電子ペーパーはあったが、世界で最も大きい製品は他社が開発した約14インチだった。

○今回、曲がるパネルにイーインクの樹脂製パネルを使った。その表面に、凸版印刷がカラーフィルター層を形成する。電子ペーパーの厚さは0・4ミリメートル。曲面の壁や柱に貼れる。

○カラーフィルターは新たに電子ペーパー用に開発し、従来より明るい色調にした。

○電子ペーパーは外からの光を反射して表示する仕組みだが、カラー表示にしたい場合、カラーフィルターが遮って画面が暗くなる課題があった。

コメント

カラーフィルターを開発する凸版印刷と電子ペーパー最大手のE Inkが凄い製品を作りましたね。

32インチまで行けばかなり用途は広がるのではないでしょうか。2009年に米E Inkを買収した台湾Prime View International Co., Ltd.(PVI)の投資が実りそうですね。

E InkはAmazonのKindleやソニーの電子ペーパーに採用されている電気泳動式電子ペーパーの最大手です。
電子ペーパー(Wikipedia)

原理は至ってシンプルです。インク中の白黒成分が電圧の正負によって切り替わるようです。

大画面化が出来れば後は動画対応ですかねぇ、この辺はハードルが高そうですな。

圧倒的低消費電力と軽量薄膜化は強力な武器ですね、来年どんな新製品を発表するのか楽しみです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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