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日経産業新聞

今後の半導体産業を考える

2016/10/31
ども月光っす。
戦後の日本ものづくりを支えてきた二代産業とは言うまでもなく自動車と半導体です。
この一角半導体産業がかなりピンチです。
今後どのような道を歩むべきなのか、関連記事をピックアップしてお伝えします。
半導体技術者の方は必読です!

東北大教授大野英男氏―日本支えた半導体の衰退、政府支援の研究拠点を(直談)2016/10/31  日経産業新聞

以下記事概要てす。

○政府からは日本の製造業をどうするかという明確なビジョンが見えない。東北大学の大野英男教授に国内産業復活への道を聞く。

○なぜ日本の半導体産業はなぜこれほど弱くなってしまったのか?

→「1987年に米政府がパソコンなど日本からの半導体関連3製品の輸入関税を引き上げた。いわゆる日米半導体摩擦だ。日本政府が企業を束ねて大規模なプロジェクトを進めてきたことも問題にされた」

○国内メーカーはハードのモノ作りをやめ、設計を含むソフトを強化しようとしています。これは正しい判断でしょうか?

→「ハードとソフトがあって半導体関連製品ができることを理解する必要がある。米半導体大手の設計会社は、製造をファウンドリーに委託している。しかし設計図を渡して丸投げするのでなく、製造技術に詳しい優秀な技術者を抱え、強烈なリーダーシップをとっている。ハードは切り離していない。日本企業は過去に蓄積したハードを捨て、経験不足のソフトで挑もうとしているように見える」

○日本の半導体産業を復活させるにはどうすればいいか?

→「研究開発に対しては政府の戦略的支援が求められる。国際的な産業構造の中で、海外がほしがるモノを日本が握っていれば、それが最終的には日本のためになる。技術がある今ならまだ間に合う。半導体産業を強化する政府の関与に期待している。」

○国際交渉をうまく進めるのに必要なことは。

→「数十年前はそれほど必要でなかった英語力が欠かせない。今はかつてのように個々の部品を売りっぱなしにするのでなく、鉄道や情報通信網などの社会インフラを輸出して継続的なメンテナンスも手掛ける時代になった。海外で説得力のある説明をするにはある程度の英語力が必要だ」

○今の日本の半導体と応用製品の産業が弱体化した理由を「海外に教えたからだ」と考えがちだ。しかし視点を変えれば「かつては日本に魅力的な技術があった。今は生み出されなくなった」とも言える。

○一方、もともと日本が弱いのはモノを作る目的を発案することだ。作るモノが決まると強かった。
→「こういう社会になるから、こういう部品が必要になる」と先に考える必要がある。

ゼロベースで世界に挑む勇気と覚悟を!

大野教授のコメントを簡単にまとめると。
・技術蓄積あるハードを捨て蓄積のないソフトで挑戦するのは正しいのか。
・半導体研究開発には政府の関与が必須。国はどうしたいのか?明確にして欲しい。
・技術がある今ならまだ間に合う。
・英語力は本当に必要になる。
・手段より目的優先の開発を。

過去に何度も政府主導プロジェクトで失敗し税金をドブに捨ててきた経験から政府丸投げもどうかと思いましたが、確かに!というコメントばかりです。

昨今の半導体関連記事を見ていると日本以外のアジア、欧米のものばかりが目立ちます。

かつては『技術だけは世界一』と声高に叫ばれていましたがそれも過去の話です。技術でもすでに他国が上回っています。

過去の技術蓄積が物を言う半導体業界がこうもボロボロになったのはなぜか?

原因は企業にも国にもありますが一言で言うと『危機感の足りなさ』ではないでしょうか?

高額装置と高額なプロセスをふんだんに使えばコスト高は避けられませんが、そういう当たり前の感覚が鈍っていたように感じます。

今後はゼロベースで世界に挑む勇気と覚悟を持つ必要があります。

日本ものづくりが再び輝くことを望んで止みません。立ち止まって考えましょう。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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