「芸能人ロボ」息チェック
2016/07/25
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2016/05/17 日経産業新聞より引用
おはようございます、月光です。今朝はニオイを可視化するニオイセンサーの記事をお届けします。
★記事要約
●ロッテのガム「ACUO」のキャンペーンで俳優松坂桃李さんそっくりの顔をした“息チェックロボ”「トーリロボ」を開発。
●ニオイセンサーを開発したのはアロマビット。
●このセンサーの特徴は、物質そのものを検出するいわゆるガスセンサーではなく、吸着特性の異なる複数の膜を用意し、その吸着特性の組み合わせでニオイを判定する点だ。人間の嗅覚の仕組みに近いとする。
●1つの水晶振動子(QCM)基板上に異なる吸着膜を複数並べておき、ニオイ分子が吸脱着する際にQCMの共振周波数が変化することを利用して、ニオイを検出する。
●将来は吸着膜をアレイ状に並べて“ニオイを可視化”するのが目標だが、現在のニオイセンサーは7素子。SDカード状の形にしたセンサーモジュールをスマートフォン大の検出機本体に差し込んで使う。
★コメント
松坂桃李くんそっくりのニオイ検知ロボ「トーリロボ」に高感度ニオイセンサーという記事、非常に面白いと感じた。
ニオイに応じて行動が変わるロボットはコミカルで面白いが技術的に興味深いのはまるでイメージセンサーの様な思想の配列にある。
水晶振動子(QCM)基板上の吸着膜を”単画素”だとすると今回は画素数7つの "ニオイイメージングセンサー"だと言い換えることが可能だ。
イメージセンサーの配列と新規ニオイセンサーを融合する発想こそイノベーションそのものだと著者は思う。
ニオイを可視化出来たらどんなことが出来るか?自分ではわからない口臭や体臭を見える化して即座に”対策”を取る事が出来る。また、イメージセンサーと並列して組み込めば撮像と同時に”撮臭”が出来、思い出に臭いまで残す事も可能かもしれない。
ニオイセンサー単体でもビジネスは出来るが、他業種製品の付加価値を高めという発想でも有効だと考える。
新たなものづくりの分野として注目したい。
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