乳幼児向けに落ち着く音楽、日産、周波数を工夫
2016/07/25
2016/03/09 日経産業新聞より引用
『日産自動車は自動車に乗せた乳幼児がリラックスできる音楽を制作し、配信を始めたと発表した。車中でも聴こえやすいように楽曲で使う周波数を工夫した。乳幼児がぐずついたり泣き出したりした時に流すと気分が落ち着く効果があるという。(中略)
「ココニイルヨ」と「パピプペポロリン」の2曲を制作した。乳幼児が興味を持ちやすい周波数5000~6000ヘルツの高周波中心に作曲した。「ココニイルヨ」の場合、まず高い周波数の音で乳幼児の興味を引き、徐々に周波数を下げて落ち着かせる。
公式交流サイトを通じて若い夫婦から乳幼児を泣きやませたり寝かしつけたりするのに使うフレーズを募集し、放送作家の鈴木おさむ氏が作詞した。乳幼児向け楽曲や玩具制作で実績がある日本音響研究所(東京・渋谷)が監修した。定額制音楽サービス「AWA」で無料配信する。』
★コメント
少し毛色の違うものづくりのニュースを今日は紹介する。”日産が音楽を配信”という聞き慣れないフレーズだが内容を観て流石だなと感じた。乳幼児を車に乗せたことがある親なら誰でもその有り難さがわかる音楽だろう。今回は乳幼児向けのあやし系?音楽だがこれから派生して大人向けの開発も出来るのではないか?ドライブを快適にする取り組みから一歩踏み込むと新たな多角化の道が開けるかもしれない。人の暮らしを楽にするのがものづくりの大きな役割と考えると”製品を作る”という昔ながらの定義が狭く感じる。