熊本地震、半導体、生産徐々に
2016/07/25
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2016/05/02 日経産業新聞より引用
おはようございます、月光です。今日は熊本地震半月後の半導体業界に関する記事を御紹介します。
『九州は半導体など電子部品の生産拠点が集まりシリコンアイランドと呼ばれる。工場が集中する熊本県では被災で止まった生産活動が総じて戻りつつある。（省略）』
以下記事を要約する。
●東京エレクトロンは、合志事業所（熊本県合志市）の生産をこのほど再開させた。GW休日返上で6月末までに通常体制に戻す。
● 富士フイルムは液晶パネル用部材の富士フイルム九州（同県菊陽町）で一部ラインの試運転を始めた。５月末までにはほぼ通常通りの操業に戻す。
● 三菱電機はパワー半導体工場（同県合志市）でクリーンルームの復旧作業が完了、９日から段階的に生産を再開させる。
● ソニーの画像センサーをつくる熊本工場（同県菊陽町）は、シリコンウエハーを加工する低層階は５月末の稼働を目指す。ただ、組み立て、検査工程がある高層階は揺れによる損傷が大きかったためさらにずれ込む見込み。
●大手企業に部材を供給している中小には生産再開のめどが立たないケースもある。今後はそうした企業への支援が課題となる。
★コメント
地震によりサプライチェーンが一部切れかけたが各メーカーの予防処置と懸命な復旧作業の甲斐あって比較的早い立ち上げが出来そうだ。
やはり東日本大震災の教訓が活かされたのだろう。今後も日本列島は地震に悩まされることになるはずだ。発生自体はどうにもならないが被害を最小限にする取り組みは今後も必要だろう。
毎日当たり前のように研究、開発、生産が出来る工場。これは当たり前ではなく、恵まれた環境なのだという意識を再確認すべきと著者は考える。
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