KDDI、回線でつながるぬいぐるみ
2016/07/25
2016/03/31 日経産業新聞より
おはようございます、月光です。今日は先端技術ではなく、IoT絡みのアイデア商品系の開発についてコメントします。
題名)KDDI、回線でつながるぬいぐるみ--
『KDDI(au)は29日、人の思いを遠く離れた人に伝えるぬいぐるみ「Comi Kuma(コミクマ)」のコンセプトモデルを発表した。圧力や傾き、接触などを検知するセンサーを内蔵した2体が通信回線でつながり、片方を抱きしめるともう片方の胸部の画面に「大好き」などのスタンプが届く。離れて暮らす家族が対話に使えるという。2017年末までの製品化をめざす。
コミクマは8種類のセンサーを計12個搭載し、二酸化炭素(CO2)なども検知できる。頭を押したり話しかけたり抱きしめたりすると、動作に合うスタンプが遠く離れたもう一体のディスプレーに表示される。
頭をなでると朝なら「おはよう」、手を握ると「なかよし」という具合だ。スタンプはほかに「つかれた」「たのしい」など全部で11種類ある。スマートフォン(スマホ)との通信装置を内蔵しており、スタンプはスマホの通信網を介して送られる。遠く離れて暮らす家族が互いの姿を想像しながら対話を楽しめる。
秋田県五城目町の高齢者を対象に、離れて暮らす孫とコミクマで対話する実証実験を1月下旬にしたところ、「一緒に遊んでいる気がした」などの感想が得られた。電話をかけて話をする回数も増えたという。
未来の対話手段などを研究するKDDIの「au未来研究所」が開発した。単身赴任中の父親と家族、介護施設で暮らす高齢者と子や孫の対話にも使える。一般販売の時期は未定だが17年末までの製品化をめざして開発を進める。人口減少が続く地方自治体が導入すれば、遠く離れた孫や子との対話を通じて高齢者が元気になり町が活気づく効果が期待できるとKDDIはみている。』
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★コメント
ぬいぐるみの本来の目的である癒やしや擬似コミュニケーションをネットワークを介して真の癒やしに引き上げる、そんな商品が開発された。ぬいぐるみを介したコミュニケーションツールと考えるとまさにもののインターネットIoTの思想そのものだ。今後日本が直面する高齢化、過疎化にもマッチしており需要と供給を満たしている。大事な事はこのぬいぐるみによって高齢者が寂しさを紛らわせ、前向きになることだ。2050年の日本の人口分布で80代が最多になるとの予測もある。元気なじいじ、ばあばに溢れた社会にするためにも是非ヒットしてほしいと願う。