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日経産業新聞

ガソリン燃えやすく改質、触媒で水素に変え燃焼加速

2016/07/25

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2016/05/27 日経産業新聞より引用

おはようございます、月光です。本日は自動車のエンジン関係記事をお伝えします。

★記事要約

● 次世代のエンジン技術として大手自動車メーカー各社が「燃料改質」に力を注ぐ。燃料を改質して燃えやすくする技術だ。

● EGR(排ガス再循環)と組み合わせると、エンジンの熱効率を大きく高められる。早ければ2018~19年に実用化されそうだ。

● 同技術の主流は燃料と排ガスを触媒で水素に変えるもの。吸入空気に混ぜることで燃焼を速くする。

● 日産自動車は近年、研究成果を積極的に発表。

トヨタ自動車はガソリンエンジンの熱効率50%達成を目指すロードマップで重要技術と考える。

ホンダは主流の水素に変える手法と異なる方向で開発を進める。

● 各社が注目するのは比較的安く燃費性能を大きく高められるからだ。

● コストはさほど高くならない。例えば日産が取り組む手法の場合、ガソリンエンジンで一般的なEGRに改質器を加える程度。排ガスを吸気側に通す管の途中に、触媒と燃料噴射装置から構成する改質器を設置する。

● 改質用触媒の主成分はロジウムで、三元触媒から白金とパラジウムを除いたものだ。

● エンジンの熱効率を高める取り組みは0・1%高める技術を地道に積み重ねている状況だ。

● 一気に2%以上高められて1万円以下の追加コストならば費用対効果に優れた技術と言える。

● 開発の過程でお蔵入りした改質技術の転用先にもってこいだった。

●EGR量を増やして排ガスを吸気側に多く入れると、燃焼温度を下げられる。吸い込む空気(酸素)量が減るからだ。圧縮比を高めて熱効率を上げてもノッキング(異常燃焼)しにくくなる。


★コメント

「燃料改質エンジン」とは何か?

ガソリン燃料と排ガスを改質用触媒で反応させて水素をつくり、その水素を吸気側に入れて燃焼速度を高めるエンジンのことを指すそうだ。

著者もよくわかっていないがとにかく燃費が上がる技術でいま自動車メーカーの間で盛んに開発されている技術らしい。

記事によると燃料改質エンジンは燃料電池車(FCV)を開発する過程で進化したそうだ。まさに派生技術の独自進化と言えよう。

各メーカーにはお蔵入りした技術や特許がたくさん眠っている。特に基礎研究段階で挫折した事業はある意味宝の山なのかもしれない。当時は無意味だと考えられた技術が全く別の技術と結びつく事で輝きを取り戻す。これぞ正にイノベーション!

このような休眠技術や特許を掘り起こす余裕は現在のものづくり企業にはないかもしれない。しかし、技術者の頭の中にある記憶はフリーであり、複数の事業に関われれば過去のノウハウを応用する機会が必ずあるはず、と考える。

無駄な実験などない。そう信じて打つべし打つべし!
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