何故半導体業界は活況なのか?デバイスメーカーとウエハメーカーの温度差大
2017/03/13
どもども~月光っす。
IoT(もののインターネット)が流行し始めて久しいです。
一部の半導体デバイスメーカーは活況に沸いていることと思いますが、その裏方役である材料メーカーは如何でしょうか?
半導体デバイスを形成する基板、シリコンウエハメーカーの代表選手である信越化学とSUMCOは在庫ゼロの100%稼働率でやはり活況だそうですが増産には慎重だそうです。何故でしょうか?
何故なら、2008年のリーマン・ショックをきっかけとする世界金融危機がトラウマになっているからです。
良かれと考えて設備投資に踏み切ったもののリーマンショック後に残ったのは、過剰設備だけでした。
浮き沈みが激しい半導体業界ならではの悩みですね。
このままではIoTによるものづくり改革が材料メーカーメーカー律速で止まってしまいます。
ポイントは設備投資額に見合うウエハ価格なのだそうです。
しばらくはシリコンウエハは供給量が増えない、ならデバイスメーカーはどうすべきか?
歩留まり(良品率)を上げる、一枚のウエハから取れるデバイスチップ数を増やす、大事に使う。これくらいでしょか?
いやぁ~辛いですね、どれも難しい問題です、早く増産投資して欲しい、と願うのが普通っすね。
いまなら高くても買うはずです。思い切って増産投資に踏み切って欲しい、心からそう思います。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。