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日経産業新聞

ミニロケット打ち上げ失敗は成功の元、キヤノン電子

2017/01/17

ども~月光っす。
新規事業って茨の道ですよね、まさに失敗の連続。でも最後に成功させるにはどうすればいいか?それは続けることですよね!
失敗は成功の元、と声をかけたくなる新規事業の記事を今回は紹介します。

キヤノン電子がミニロケット打ち上げに失敗したそうです。宇宙事業を新たな柱にしようと画策していたキヤノン電子にとってはまさに足踏みですね。

でも3月にリベンジのチャンスがあるようです。この困難をくぐり抜けてこそ事業創出が叶うというものです。むしろ怪我人が出なくて済んだ!とプラス思考で頑張って欲しいです。今後も応援致します。

ミニロケット打ち上げ失敗、宇宙事業仕切り直し、キヤノン電子、衛星内製化に活路。
2017/01/17  日経産業新聞

キヤノン電子が開発に関わった宇宙航空研究開発機構(JAXA)のミニロケットは15日朝、打ち上げに失敗した。機体から突然データが届かなくなるトラブルを受け、人工衛星の軌道投入は中止した。キヤノン電子は宇宙関連事業を新たな収益の柱に育てる考えだが、仕切り直しとなる

15日、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)付近は快晴だった。カウントダウンのアナウンスが「ゼロ」を告げるとともにロケットは真っすぐに飛び立っていった。打ち上げは無事成功したかに思えた。

JAXAが同日開いた記者会見での説明によると、打ち上げから約20秒後に、機体の温度や姿勢などのデータが地上で受信できなくなった。3分後に行う予定だったロケット2段目の点火を取りやめた。第2段のエンジンに点火するとどこに飛ぶかわからないからだ。

データ途絶の原因は16日時点で判明していない。機体と衛星は海に落下したとみられる。衛星を載せたロケットの失敗は2003年以来だ。JAXAは今後、地上で取得できたデータをもとに原因究明を急ぐ。

開発責任者の羽生宏人准教授は「20秒間の飛行中にどういう環境下にあったのか、機体がどんな状態になっていたのかなどについて理解しなくてはならない」と話した。

今回のロケットと衛星には、携帯電話や家電製品に使われる量産品の電子部品を活用した。宇宙専用の高価な部品でなくても、十分な性能を発揮できることを実証するのが目的だった。

キヤノン電子はロケットの航行を担う制御機器を担当した。「アビオニクス」と呼ばれ、(1)飛行軌道を把握する誘導制御計算機(2)ロケットを切り離す火工品制御ユニット(3)ロケットの姿勢を水平にするときに使う姿勢制御ユニット――などがある。「SS―520」4号機は2段式ロケットを3段式に拡充して超小型衛星を搭載、アビオニクスは2段目に格納されていた。

半導体や電池などは一口に民生部品といっても性能や品質は様々だ。カメラや複合機での長年の蓄積に基づくキヤノングループ独自の品質基準をクリアした部品を選定し品質を担保したという。これらを限られた空間や重量の範囲に収める設計にも、精密機器の経験が役立つ。

キヤノン電子の主力事業はカメラのシャッターやレーザープリンターの製造などキヤノン本体向けの業務が中心だが、カメラやオフィス機器は成長が鈍化している。次の成長の原動力となる事業として宇宙関連事業に着目する。キヤノン電子の酒巻久社長は「(宇宙開発に使われている部品は)我々が考えている価格の10倍高く、納期は10~100倍長い」と話す。

2020年に宇宙関連事業の売上高を500億円、30年には1000億円にする目標を掲げ、16年12月期の連結売上高見込みの830億円を上回る規模を目指す。
今回のロケット打ち上げ失敗はこうした意気込みに水を差した。だが地上での実証実験では、民生品であってもロケット制御に使える可能性は確認できている

巻き返しのチャンスはすぐに来る。キヤノン電子は超小型人工衛星の開発も進めており、3月には第1号機がインド南東部のサティシュダワン宇宙センターから打ち上げられる。宇宙空間での技術実証が目的だ。
衛星には、観測・撮影用機器や衛星が自らの位置を計測するための機器が取り付けられる。キヤノン電子はこうした機器の大半を内製化できるとみている
衛星が無事に宇宙空間に届けられ、機能を十分に発揮できるか。キヤノン電子の宇宙関連事業の再スタートはここにかかっている。

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