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日経産業新聞

分子のダイオード開発、有機色素を活用

2016/07/25

2016/04/15 日経産業新聞より引用

おはようございます、月光です。今日は有機化学の成果について紹介します。最近有機が熱いですね!

『大阪大学の多田博一教授らは、大きさ2ナノ(ナノは10億分の1)メートルの微小な分子からなるダイオードを開発した。電子回路の微細化を推し進める成果で、熱などのゆらぎを利用した新たな演算を実現する分子エレクトロニクスに道を開く。2年後をめどに他の分子素子と組み合わせ、演算回路として動作させることを目指す。(中略)
研究チームは有機ELなどに使われる色素であるカルバゾールの活用を考案。カルバゾールは分子内で電子が偏っており、1方向に電流を流しやすいと予想した。(中略)
分子エレクトロニクスは数ナノメートル以下の分子を電子材料にする。10年以上前から構想はあったが、ナノサイズの分子の性質を測る技術がなく、研究がなかなか進まなかった。近年、多田教授らが電流や磁場などの性質を測る技術を開発し、分子エレクトロニクスの発展が期待されている。(省略)』

★コメント
有機EL材料をベースに微小なダイオードの作製に成功したとのこと。大きな成果であり一年でも早く実用化に結び付けれるよう産官学で協力体制を築くべきと著者は考える。

今回の研究のポイントは”構想と実験は出来るけど評価が出来ない”とい点だ。走査電子顕微鏡(SEM)でも何も見えないとのこと。今回の発明は評価技術の立ち上げが大きな成果となっている。

評価技術の開発は研究分野から量産ラインまで常に進化が期待されている。評価技術で優位性を出せるとかなり安定したビジネスになるのではないか。また、今後有機を絡めたエレクトロニクス分野が伸びていく予感がするが、評価技術も合わせて伸ばす必要があると考える。

有機などの”混ぜ物系”は日本が得意な分野でありアセンブリ化が難しいためアジア勢メーカーが容易に模倣出来ない。勿論油断大敵であるが。。

傷付いた電子産業を再興させるのは有機の力かもしれない。これからの学生は有機化学をもっと勉強した方がよい、というのは極論だろうか。

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