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日経産業新聞

TVパネル、中国勢が台頭、パナソニック撤退は必然

2016/07/25

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2016/06/01 日経産業新聞より引用

おはようございます、月光です。今日はパナソニック撤退で揺れる液晶パネルに関する記事をお伝えします。

★記事要約
● パナソニックがテレビ用の液晶パネル生産から撤退することを決めた。

●韓国のLGディスプレー、サムスンディスプレーの2強に加え、台頭してきた中国勢との競争に敗れた。

●液晶パネル業界は世界首位のLGですら、営業利益率が1%に満たない。

●勝者なき過当競争の中でパナソニックの撤退は必然だった。

●中国は政府主導でデジタル製品の内製化に注力しており、肥沃な国内市場に大型テレビを供給する方針を打ち出す。能力増強によって中国勢の世界シェア(金額)は着実に高まっている。

●米IHSテクノロジーによると、15年にBOE(8・3%)がシャープ(4・7%)を抜いて5位に浮上。パナソニックは1・0%で9位だった。

●中国メーカー幹部は「製造装置のスイッチを押せばパネルができる」といい、技術の成熟で特に大型パネルの品質の差はなくなりつつある。

●パナソニックは数千億円の投資に見合うリターンを得られず「損切り」した。

●国内電機大手が軒並み撤退した同事業に残るはシャープ1社のみだ。



★コメント
時間の流れの速さを感じる記事だ。ついこの間までブラウン管でテレビを見ていたのに液晶テレビが普通になり、そしてコモディティ化してしまった。恐るべき加速度だ。改めてものづくりを持続する難しさを感じる。

中国勢は引き続き大型投資を継続し内需拡大に動くとのこと、人口が多い国ならではだが利益率は低め。液晶メーカーがゼロになることはないはずなので生き残れば勝ちという発想も有りっちゃ有りだ。

そもそもなぜ隆盛を誇った国内液晶テレビ事業が崩壊してしまったか?ここが重要だ。諸説あるが極論すると以下が原因と考える。
①コストダウンの意識が低かった。
②顧客が真に求めるものが何か真剣に考えなかった。
③モヂュール化された装置や材料の組み合わせでそこそこいいものが出来てしまうようになった。
④”技術力は世界一”という驕りがあった。

安くてそこそこのもの、日本のみならず世界の顧客が求めるコンシューマー製品共通の視点だろう。

日本ものづくりは性能向上の仕事が好きだがコストダウンのような地味な仕事が好きではない。コモディティ化が必然の製品にはむしろ主力エンジニアをコストダウンプロセス開発に従事させるべきだと著者は考える。

ディスプレイ業界が無くなる訳ではない、日本ものづくりが次のステージで輝きを取り戻すことに期待したい。

科学・テクノロジー

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