シャープ、優秀な人材流出防止へ
2016/07/25
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2016/04/30 日経新聞より引用
おはようございます、月光です。今日は経営再建中のシャープ人材流出防止に関する記事を紹介します。
『経営再建中のシャープは29日、優秀な人材の流出を防ぐため、株式を活用した報酬制度を導入すると発表した。同社は1000人規模を削減する検討に入ったが、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下入りや足元の業績悪化に伴い、幹部を含む人材の流出が進んでいる。新制度で再生に向けた人材を確保する。(省略)』
★コメント
株式を活用した報酬でモチベーションを高め人材流出防止を図る、悪くないアイデアだと考える。自身の仕事で企業業績を上げ、それに比例して保有株の含み益も上げる、そんな図式が理想だろう。
ただ、このやり方はどこの企業でもやっているのではないか?と著者は考える。「株ではなく基本給を上げて欲しい」これが正直なところだろう。
日本メーカーは昔より他業種より基本給が低めに抑えられてきた。バブルの頃のような残業、休出手当が潤沢だった時期はまだしも規制が厳しい昨今の状況では手取り収入アップは難しい。
ましてや経営再建中ではさらに絞られるだろう。
「社員のモチベーションをどうやって維持するか?」大変難しい課題だが金銭だけの問題ではないと考える。技術者の”困難な課題に立ち向かう”本能をいかに起こすかが本質だと著者は思う。
金銭や安定性に対する要求はキリがない。困難を乗り換えた先に夢のある製品がある、世界初の製品が出来る、これが重要だろう。
夢のあるテーマ設定、経営者に一番求められていることだと著者は考える。
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