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日経産業新聞

日揮、定年を65歳に延長

2016/09/17

ども月光っす。
日経産業新聞に気になる記事が出てました。
日揮が定年を65歳に変更するという内容です。エンジニアにとって60代ってどんな意味を持つのでしょうか?

記事概要

○日揮は2015年10月、定年退職する年齢を65歳に延長した。それまでの再雇用制度を改める形で発足させた。

○従業員が1000人以上の企業のうち、定年を65歳に設定しているのは5・4%に留まる。

○再雇用制度では給与が約3割減り現役時代と役割が変わらない人の中には、給与が下がることに抵抗感を抱く例が多々あった。

○15年からは処遇が変わらないように改め、第一線で頑張ってもらう制度にした。在籍年数が増える分、退職金も増加する。

○定年を迎えた人の大半が技術系で、プロジェクトの前線に立っていた人もいる。

○エンジニアリングは経験の蓄積が大事で、プロジェクトが失敗したり成功したりした経験を次に生かして仕事の品質を上げていくものだ。

○定年の延長などを通じて若手に「経験工学」を伝承して欲しい。

エンジニア60代の意義

再雇用だと給与が激減しますよね?
昨日まで部長だったひとが新人みたいな役職に着く姿はなんだか観ていて悲しくなります。

これからは少子高齢化の時代、60代エンジニアは若手の育成はもちろんの事、現役としてもバリバリ働いて欲しいものです。

ただ日本企業は元々60歳で定年する前提の賃金設定をしてきました。+5年分給与が上乗せされるのは正直辛いところです。

また2013年4月より、65歳までの継続雇用を企業に義務付けるため、改正高年齢者雇用安定法という法律が施行されました。これにより、企業は(1)定年年齢を引き上げる(2)継続雇用制度を導入する(3)定年制の廃止 のいずれかの措置をとることが求められるようになりました。

参考「定年延長のウソ!? なぜ60歳になると給料は半分になるのか」(president online)

熟練者を雇う法律が出来ても企業側の受け入れ体制が出来ていなければ日本ものづくりにとってプラスにはなりませんよね。

今回紹介した日揮のような企業がもっと増えて60代エンジニアを元気にして欲しいものです。

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