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日経産業新聞

重粒子線治療、体に優しく

2016/10/06
ども月光っす。
今回は医療最新情報をお伝えします。

誰にとっても他人事ではない病気「癌」。
はっきりいって月光は医療に関してはド素人ですが学習の必要性を感じます。

月光は母親を大腸癌で亡くしました。実際身近な人が癌になるとどうしていいのかわかりません。知識も無いためとりあえず近くの大学病院を頼ることになりますがもっと知識があれば違った対応も可能だったと後悔したこともあります。

ということで以下日経産業新聞の記事を要約してお伝えします。

重粒子線治療は日本ものづくりの結晶

○重粒子線治療施設は全国に5カ所ある。神奈川県立がんセンター(横浜市)は、その中でがん専門病院に併設している唯一の施設だ。

○がんの専門家が集まっているため、治療法を臨機応変に相談できる。重粒子線治療は手術が不要で体への負担が少ないのが特徴だ。

○新しいがん治療の選択肢として注目され、昨年12月の開所以来、約80人の患者を治療してきた。

○同センターの重粒子線治療施設の名称は「アイロック」。重粒子線は放射線の一種で、がん細胞に照射して治療する。痛みはなく、麻酔もほとんど必要ない。

○1回の照射時間は1~2分で、治療室に患者が滞在する時間は30分ほどだ。前立腺がんなら12回程度、肺がんなら1回の照射で済むこともあるという。外来のため、患者は働きながらがん治療を受けることができる。

○アイロックは病院に併設していることが強み。外科医や内科医、放射線技師らが集まり重粒子線にとらわれずに、手術など患者に最適な方法を議論したうえで治療する。

○治療を受けた約80人は、ほとんどが前立腺がんの患者だ。同施設ではがんを三次元でとらえ、重粒子線で塗り潰すようにする「スキャニング照射法」を採用している。腫瘍の周辺にある正常組織への照射を抑えることができるのが特徴だ。

○肺がんや肝臓がんなどは、患者が呼吸すると臓器と一緒に腫瘍も動いてしまう。本格的に治療を始めるには装置の改良が必要で、来年4月以降になりそうだという。

○前立腺のがん細胞は動きが少ないため、治療もしやすいという。年内には膵臓(すいぞう)がんに対応できる見込みだ。

○さらにこれまで治療が難しかった骨軟部腫瘍の患者にも対応できるようになった。

○課題は治療法の周知と高額な治療費だ。重粒子線治療を知ってもらうには、かかりつけ医師からの推薦がカギを握る。ただ、重粒子線治療をよく知らない医師も多い。

○また治療には保険が適用されず、治療費は全て患者の自己負担だ。保険適用には治療法が有効であることを示す、多くのエビデンス(科学的根拠)が必要だ。

○重粒子線治療は世界で日本が圧倒的にリードしている分野だ。

もっと普及させたい重粒子線治療

まさに夢の癌治療だと考えます。外科処置が不要、入院が不要、短時間処置、副作用が少ない。

前立腺癌の処置がほとんどだが今後対象が広がるのは間違い無いでしょう。

そもそも重粒子とは何なんでしょうか?
Wikipediaによると
「重粒子とは、電子より重い粒子(原子核)の総称です。 重粒子線とは原子核のビームをいいます。 重粒子線には原子核の種類(H、He、C、Ne、Si、Arなど)だけ種類があり、もっとも軽い水素原子核(すなわち陽子)のビームを陽子線と呼んでいます。」
とあります。

ではX線との違いはなんでしょうか?
X線は波長が1pm - 10nm程度の電磁波のことです。
以下の図のようにX線は身体を透過しますが重粒子は腫瘍部に局所的に留まりダメージを与えます。ここが大きな違いですよね。

「重粒子線治療」より(Wikipedia)

もっと症例が増え、全国に普及して保険適用が出来るといいですね。

そして最新医療の装置に日本ものづくりの力が生かされることを強く期待します。

大事な人を助ける、これ以上のモチベーションは無いと思います。素晴らしい仕事に関わる方々を応援します。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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