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日経産業新聞

ホンダ定年延長、65歳まで現役

2016/11/04
ども月光っす。
今日は自動車業界最大手ホンダの定年延長の記事を紹介します。

定年延長、やる気にアクセル、ホンダ、65歳に、技能を伝承、総賃金は維持。2016/11/04  日経産業新聞

以下記事要約です。
○ホンダが2017年度から定年を現状の60歳から65歳に引き上げる。グループの4万人が対象だ。

○法改正で企業は従業員が希望すれば65歳まで雇用義務を負うが、多くが再雇用で対応。

○再雇用は給与が約半分に減るが、新制度は8割を保証。ベテラン社員の技能伝承などを期待する。

◆以下は人事や労務を担当する尾高和浩取締役へのインタビュー抜粋。

――なぜ今、定年延長など抜本的な働き方改革に踏み切ったのか?
→「高齢化が進み、25年までに厚生年金の支給開始年齢が段階的に65歳に引き上げられるなど社会保障制度が変わるため。
また、女性社員の比率アップ、育児・介護などの多様な人材が活躍出来る環境整備が必要だった。制度全体を見直し原資を抽出したかった。

――定年延長を決めた背景はなにか?。
→「年齢にかかわらず活躍してほしいとの思いからだ。現在は60歳で退職して再雇用に切り替わるが、それを機にモチベーションが低下してしまうケースもあった。定年を延長すれば社員としての身分は変わらない。より一層やる気を高めてもらいたい」

――シニアが増えることで、若手の活躍の場が狭まる恐れはないか?
「新たに役職定年制度を導入し、世代交代を進めるようにする。シニアにはこれまでホンダで培ってきたノウハウや専門性を若手に伝承してもらいたい。人工知能(AI)や自動運転など開発領域が広がるなか、若手の採用も増やしている」

――在宅勤務制度の導入については?
→「昨年10月に試験的に導入し、今年10月から本格的に取り入れた。
休むとキャリアを積み重ねられなくなるという課題があるため、キャリアを断絶せず、仕事を続けながら育児や介護をできるような環境を整えたい」

○大手企業ではサントリーホールディングスやSCSKも65歳へ定年延長する。トヨタ自動車も今年1月に工場で働く技能系社員の人事制度を刷新し、実質的な定年延長制度を導入した。

ベテラン社員のモチベーションが日本ものづくりを救う!

大手企業の65歳定年採用が増えてきましたね。厚生年金の支給開始年齢引き上げとマッチしていていいいと思います。

再雇用は賃金ダウンが激しくいままでと大して変わらない仕事していた方はモチベーションダウンしてましたよね。

そりゃそうだと思います。

今後はベテランのモチベーションが上がりそうですね。そもそもそんなに働きたく無い人もいるので一概によかったとは言えませんが。。

月光的には以下の2つが懸念点です。
①若手がベテランを頼り過ぎてスキル継承とスキルアップが滞る。
②企業の賃金圧迫により若手が逆に切られる。

まぁ、自動運転やAIに関してはこれからの事業なのでベテランのノウハウがまんま生かされるとは思えませんが。それでも頼れるベテランがいるってのはいいもんです。

少子高齢化を逆手に取った人事制度で日本ものづくりの強化を期待したいものです。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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