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日経産業新聞

快眠生むブリヂストンの技術

2016/11/21
ども月光っす。
今日はタイヤメーカーブリヂストンの知られざる一面に関する記事を紹介します。

快眠生むブリヂストンの技術、1860個の凹凸加工自在、CAD活用、ウレタン裁断(日経電子版から)2016/11/21  日経産業新聞

以下記事要約です。
○サッカーの三浦知良選手やネイマール選手らが愛用する西川産業のマットレス「AiR(エアー)」。その生産に一役買っているのが、タイヤ大手のブリヂストンだ。

○20~30歳代の男性など新しい顧客層を獲得しようと、スポーツを意識して開発した。

○体圧を分散させて寝心地を快適にする立体構造や、青や赤、ピンク、紫など鮮やかな色が特徴的だ。

○一流アスリートの口コミで世間に認知された。シリーズの年間売上高は12年から15年にかけて4倍に成長。16年には100億円をうかがう。

○世界的なタイヤメーカーの同社はゴムや樹脂技術を用いた化工品事業も手掛けている。3兆7902億円(15年12月期)の連結売上高のうち、1割程度を化工品が占める。

○最上級品の「エアーSI」は表面にある1860個の凹凸が体圧を分散する。形状は単純ではなく、なだらかなカーブを出すには高い寸法精度が求められる。発泡ウレタンは弾力性の高い素材だ。エアーは積層構造なので、層によっても硬さは違う。糸のこで切れ込みを入れたときに正確な形状を出すのも難しい。

○ブリヂストン化成品はCAD(コンピューターによる設計)によるプログラミングで、まず横方向の切れ込みを入れ、その後に向きを変えて縦方向を切る裁断技術を開発。

○エアーSIの場合、通気性を良くするためにウレタンの骨格の間がスカスカの空洞構造になっている。この構造を出すために、同社は特殊熱処理により骨格の間に張られた膜を取り除く技術を用いた。

○米タイヤビジネス誌によると、15年のブリヂストンのタイヤ世界シェアは仏ミシュランや米グッドイヤーなどを抑えてトップ。だが韓国ハンコックタイヤなどアジアの新興メーカーが猛追する。

○ブリヂストンは高機能タイヤを販売するほか、ブランド力の向上に努める。同時にタイヤ以外のビジネス領域をいかに広げられるかが課題だ。

○マット類も歴史のある製品だ。1950年、創業者である石橋正二郎氏がグッドイヤーとの提携交渉で渡米した際にスポンジ工場を見学し、日本に帰国してから試作を始めたという。

○最近では頭皮で計測される微弱な信号である脳波で睡眠の質を分析し、エアーの新製品に生かそうとする取り組みも進める。縁の下の力持ちがアスリートとブリヂストンの将来を支えている。

アスリートの口コミで発展!

社名は、創業者の石橋正二郎にちなみ英語の「ブリッジ」(橋)と「ストーン」(石)を合成したもの。姓を直訳して、「ストーンブリッジ」では語呂が悪いので、逆さにして「ブリヂストン」になったという。

最初は外国企業かと思いましたがよく見ると日本企業なんですよね。格好いい命名ですね。

西川産業のマットレス「AiR(エアー)」をブリヂストンが開発製造していたとは知りませんでした。

タイヤで培った技術の横展開見事です。

企業の多角化ってどうやったらうまくいくんでしょうね?一般企業に勤めていると毎日自分の半径10m以内のことばかり目に付いてしまい全く新しい事業なんか創造する暇もないと思います。

別の時間を取って皆で考える?

それもありだと思います。

新規事業専従の部門を作る?

一見正しいように見えますがやはり既存事業を知り尽くした人材が必要ですね。

私なら”やりたい奴にやらせる”ですかねぇ。やはり最後は情熱が重要でしょう。他部門を巻き込んでどんどんやっちゃう人材、そんな人材が新規事業を社内で立ち上げられるのだと思います。

そんな人間になりたいですな。

ここまで読んで頂きありがとうございます。



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