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日経産業新聞 自動運転

電機メーカー、自動運転の名のもと再興目指す

2017/01/05
ども~月光っす。
今年もよろしくお願いします。
今年一発目の記事紹介は自動運転からです。
凋落しつつあった電機メーカーが自動車関連メーカーと協業し自動運転業界を盛り上げる、そんな格好が今後増えそうです。

電機大手であるNECやパナソニック、日立製作所などがこぞって自動運転業界に参入しています。限られたパイを奪い合う様相を呈しています。

画像認識技術やAI、通信技術など電機メーカーの得意分野を生かした戦略が今後我々のカーライフをどう変えるか見ものです。

GoogleやAppleなども参入する自動運転、今後自動車メーカーと電機メーカーの境界がグレーになっていく気がします。

電機の技術、次世代車に、NEC、デンソーと包括提携、サイバー防衛や自動運転。
2017/01/05  日経産業新聞

NECやパナソニック、日立製作所など電機大手が次世代自動車関連の事業で先陣争いを繰り広げている。

電機各社は2000年代以降、中韓勢に押され軒並み業績を悪化させたが、自動車各社は比較的堅調に推移。

現在、国内で自動運転車などIT(情報技術)を活用した次世代自動車の開発プロジェクトが目白押しだ。

NECは16年末に自動車部品大手のデンソーと次世代自動車の開発で提携すると発表した。

自動運転を可能にする人工知能(AI)を共同開発する。
自動運転を実現するには、車載カメラでとらえた周辺の通行人や障害物の動きから、AIが一寸先の危険を予測し、事故を回避するようハンドルやブレーキをコントロールする必要がある。

NECは防犯カメラシステム向けに開発した画像認識技術や、需要予測システムで培ったAI技術を自動運転の実用化に生かす。

NECは、無線通信機能を備えたコネクテッドカーの普及にも勝機をみいだす。調査会社の英IHSマークイットテクノロジーはコネクテッドカーの出荷台数が20年に15年比2・6倍の5690万台に達すると予想する。

コネクテッドカーの普及で懸念されるのがサイバー攻撃だ。無線回線を通じて外部からハンドルやアクセルを不正に操作されれば、人命が脅かされかねない。NECは今回の提携で、車載用の電子機器をサイバー犯罪者から守る情報セキュリティー技術をデンソーに提供する予定だ。

ただ次世代自動車の分野には電機メーカー各社がこぞって参入している。デンソーは自動運転用のAIの開発で、すでに東芝と提携している。成長が期待される領域だけに、競争相手は多い。

パナソニックもその1社。同社は12年に津賀一宏氏が社長に就任してから自動車関連事業を成長の柱の一つに位置づけている。現在、AI関連のベンチャー企業、プリファード・ネットワークス(東京・千代田)と提携し、自動運転の共同研究に取り組む。

日立製作所は子会社の日立オートモティブシステムズを通じて自動車関連事業を手掛ける。同社はすでに開発した自動運転車を公道で実験している。

NECが本格的に開拓に乗り出した次世代自動車市場には、先行するライバルが待ち受ける。得意とする画像認識技術などで優位性を示せるかどうかが、事業の成否を握る。

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