医者や弁護士でなく起業家になれ、イスラエルの熱きベンチャー魂
2017/01/23
ども~月光っす。
ベンチャー企業ってどの位あるのでしょうか?大手では出来ない事業を創出し一攫千金を狙う、聞こえはいいですがよほどの先見性と技術力が無いと潰されてしまいそうですよね。
今回は自動運転ビジネスに賭けるイスラエルのベンチャー企業魂に関する記事をお伝えします。
イスラエルというとどんなイメージをお持ちでしょうか?テロが絶えないなどマイナスイメージが先行する方もいらっしゃるかと思いますが、こと技術に関しては世界トップクラスです。
かつてアインシュタインが中心になってヨーロッパ中から優秀な科学者が集まったテクニオン・イスラエル工科大学は米マサチューセッツ工科大学と肩を並べる世界最高峰の学問機関です。
中でも驚いたのが、テクニオン卒業生の68.4%が少なくとも一回は起業するそうです!ベンチャー魂熱いっす!
そんなイスラエルベンチャーの記事を紹介します。
イスラエル「医者より起業家」―自動運転でVBが存在感(サーチライト)2017/01/23 日経産業新聞
20日まで都内で開催した世界最大規模の自動車の先端技術展「オートモーティブワールド2017」を取材するなかで、目を引くブースがあった。
電機や素材など幅広い大手企業に並び、イスラエルのベンチャー10社が完成車メーカーなどとの商談に臨んでいた。
自動運転技術の要素技術でイスラエル勢の存在感が際立つ。背景には独特のお国柄があるようだ。
出展したのはインターネット通信での安全技術を手掛けるアルグスサイバーセキュリティや、半導体開発のバレンスセミコンダクターなどのベンチャー。いずれも自動運転などに必要となる要素技術だ。
自動運転レーダーを開発するアーブロボティクスのコビ・マレンコ最高経営責任者(CEO)は「日本の大手部品メーカー数社から興味を持ってもらった」と話し、手応えを感じた様子だった。
イスラエル発ベンチャーの存在感は増すばかりだ。日産自動車の新型「セレナ」に自動運転技術が採用されたモービルアイは世界各国の大手メーカーと提携。地図アプリのウェイズは米グーグルが11億ドルで買収した。同国企業が先進の運転分野に強い背景には、軍事技術からの転用や国の手厚い支援などがある。
だが、人工知能(AI)の深層学習機能を開発するアイサイトのギデオン・シュムエルCEOは、「イスラエルの母親は『医者や弁護士でなく起業家になれ』と子供に話す」と、文化の差を挙げた。
自動運転技術はまだ発展途上で、信頼性の評価は定まっていない。だが、ギデオンCEOは「失敗は罪ではなく成功のプロセスの一部だ」と話す。
起業を促し、失敗に寛容な社会がベンチャー精神を作る。こうした文化が日本にも定着すれば、最先端の技術をリードするベンチャーが生まれやすくなるのかもしれない。
参考記事『 なぜイスラエルは世界最先端の技術力を誇るのか
(president onlineコラムより。)』