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日経産業新聞

曲げられる充電池、昭和電工が包装材、ウェアラブルに

2016/07/25

2016/03/29 日経産業新聞より
どうも月光です。今日の日経産業新聞トピックスは以下の記事になります。
☆曲げられる充電池、昭和電工が包装材、ウェアラブルに

『昭和電工は腕時計のベルトのように曲げられるリチウムイオン電池の包装材料を開発した。フィルム状の正極や負極、セパレーター(絶縁材)などを重ね合わせたのが特徴。小型のセル(電池)を並列につなぐことで、高容量化に対応できる。腕時計やウエアラブル端末などでの利用を見込み、7~9月には国内外の電池メーカーへのサンプル出荷を始める。
フィルム状の包装材は負極となる層と正極となる層を張り合わせたような構造となっている。負極側には銅箔を使い、活物質の黒鉛を塗っている。一方、正極側には活物質を塗ったアルミ箔を使う。正極と負極の間には絶縁層を設ける。
同社は正極と負極の双方で、セルを封入する部分の絶縁フィルムをはがした状態で出荷する。顧客となる電池メーカーなどは、正極側に電池セルを入れ、負極側のフィルムに熱を加えて密封する。顧客がセルを独自に設計できるようにした。
同社がサンプルとして開発した製品は、縦165ミリメートル、幅35ミリメートルのベルト状。この中に厚さ2ミリメートル、縦8ミリメートル、横16ミリメートルのセルを封入する部分を8カ所設けて、電池を並列でつなげるようにした。形状は自由に変更できるため、顧客の要求に応じた設計ができる。丸めたり折り曲げたりできるため、腕時計のバンドやウエアラブル端末のベルトなどに内蔵できる。
昭和電工はリチウムイオン電池のラミネート外装材では市場シェアの3~4割程度を占める。スマートフォンやノートパソコン、自動車などでの採用実績がある。
2015年には端子となるリード線「タブリード」のないラミネート包装材を開発。今回の製品はその技術を応用した。17年内の量産開始を目指している。』
★コメント
ウェアラブル端末に有用な曲げられる充電池の話題を取り上げました。ウェアラブルは今後重要なキーワードになるのでものづくりを志す方は全員御周知下さい。
電池を包む包装材の開発であり、電池セルは顧客が自由にアレンジ可能だということ。様々なウェアラブル端末に装着することでシェア拡大が期待される。
トレンディーなネタを先読みしてキャッチアップする、シンプルだが難しいことです。開発期間を加味した計画性のある戦略が練られるかがポイントですよね。理想を求めて今日も頑張りましょう!

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