人工知能(AI)活用でベテランを超える、トヨタのIoT化事例
2017/02/04
ども~月光っす。
AI、IoTって言葉を最近よく耳にしますが、「具体的にどう活用してんの?」って疑問に思っている方多いと思います。
日経ビジネスにトヨタの活用事例が出ていたので一部情報共有したいと思います。
トヨタ、工場で人工知能を活用 日経ビジネス(2017.01.30号)
◆トヨタの工場IoT化4ステップ
以下がトヨタ自動車の工場IoT化4ステップだそうです。
<ステップ1>
各工程に多数のセンサーを設置して生産プロセスの詳細なデータを収集する。
<ステップ2>
データ収集のリアルタイム化。各工程のデータを連動させる。
<ステップ3>
データに基づいて機械の故障や不具合の兆候を先読みしてとらえる。
<ステップ4>
AIやビッグデータ解析を活用して、新しい付加価値を生む。
基本的に多数のセンサー&人工知能活用したデータ解析という流れが必須なようです。
ちなみにトヨタはデータ分析の人材を3年間で10倍に増やす計画だそうです!解析が得意な方、トヨタに転職するチャンスかもしれませんね。また、センサーメーカーにとっても大きなビジネスが待っていそうです。
◆ベテランを超える人工知能
ベテランじゃないと出来ない仕事って多いですよね。
ものづくりの現場ではよく耳にする「○○さんにしかわからない。△△さんじゃないと出来ない」というコメントが近未来ではなくなるかもしれません。それが人工知能による機械学習です。
例えば、車体の塗装における部品ごとの色の微妙な判別、従来はベテラン従業員の経験と勘に頼った品質管理をしてきたそうです。これをAIに機械学習させることでもののばらつきを減らし品質を高めることが出来るそうです。「学習」するのでそのうちベテランレスでも再現よくものづくりが出来そうですね。
今後は経験則に頼った仕事だけでは職を失ってしまいかねない時代が来そうですね。
むしろIoTを駆使して人間にしか出来ない仕事とうまくマッチングすればさらなる付加価値向上と人間の成長が期待出来ます。人工知能の普及を前向きにとらえて世界に誇れるものづくりが出来るといいですね。
ここまで読んで頂きありがとうございます。